皆さん、こんにちは。埼玉県熊谷市を拠点に、工場の電気工事・受変電設備工事・分電盤工事・配線工事などを手掛けている株式会社アルミックです。
「工場の電気設備には、どこまで含まれるのか分からない」「新しい生産機械を入れたいが、今の電気設備で対応できるのか不安」とお悩みではありませんか。
工場の電気設備は、電力会社から受け取った電気を、生産機械や空調、照明などへ安全に届ける役割を担っています。
一つの設備だけで完結しているのではなく、受変電設備、配電盤、分電盤、配線、生産機械までがつながっているため、工場全体の電気の流れを確認することが重要です。
この記事では、工場で使われる主な電気設備と、点検・更新・増設時に確認したいポイントを解説します。
■工場の電気設備とは

・工場で使用する電気を安全に供給する設備
工場の電気設備とは、電気を受け取り、必要な電圧へ変換し、工場内の各設備へ分配するための設備です。
受変電設備や分電盤だけでなく、配線、コンセント、照明、空調、生産機械へ電気を送る動力設備なども関係します。
・一般住宅の電気設備との違い
工場では、大型の生産機械やモーター、業務用空調など、多くの電力を必要とする設備が使用されています。
一般住宅よりも電圧や電流が大きく、設備ごとに必要な電源も異なるため、機械の仕様に合わせた容量計算や配線設計が必要です。
・生産ラインの安定稼働を支える役割
電気設備に不具合が起きると、特定の機械だけでなく、生産ライン全体が停止する可能性があります。
製品の納期や品質にも影響するため、工場の電気設備は生産活動を支える重要なインフラといえます。
■工場で使用される主な電気設備

・受変電設備・キュービクル
受変電設備は、電力会社から送られてきた高圧の電気を、工場内で使用できる電圧へ変換する設備です。
変圧器や遮断器、保護装置などが収められた設備をキュービクルと呼びます。受変電設備で不具合が発生すると、工場全体の停電につながる可能性があります。
・配電盤・分電盤
配電盤は、受変電設備から送られた電気を、工場内の各エリアや設備へ分配する設備です。
分電盤は、配電盤から送られた電気を、照明、コンセント、空調、生産機械などの回路へさらに分けます。
・制御盤・動力設備
制御盤は、生産機械やモーターなどの動作を制御する設備です。運転や停止だけでなく、速度や動作の順序、安全装置などにも関係します。
機械メーカーが管理する範囲と電気工事会社が施工する範囲が分かれることもあるため、増設や改修時には作業範囲を整理する必要があります。
・配線・ケーブルラック
配線は、分電盤などから各設備へ電気を届けます。工場では、配線を整理して支持するためにケーブルラックや配管が使用されることがあります。
熱、振動、油、粉じん、湿気などの影響を受ける場所では、使用環境に適した配線や施工方法を選ぶことが重要です。
・照明・コンセント・空調設備
工場の照明には、作業に必要な明るさだけでなく、高温や粉じん、湿気などへの対応が求められます。
コンセントも、使用する機械の電圧や消費電力に合わせて設置する必要があります。空調設備についても、機器本体だけでなく、電源や配線、ブレーカーの容量確認が必要です。
■配電盤・分電盤・制御盤の違い
・工場全体へ電気を分配する配電盤
配電盤は、工場全体の電気の流れに関わる上流側の設備です。受変電設備から受け取った電気を、複数の分電盤や大型設備へ送ります。
・エリアや設備ごとに電気を分ける分電盤
分電盤は、作業場、事務所、倉庫などのエリアや、照明、コンセント、空調などの用途ごとに電気を分ける設備です。
過電流や漏電が発生したときに回路を遮断し、事故の拡大を防ぐ役割もあります。
・生産機械の動作を管理する制御盤
制御盤は、生産機械やモーターの動作を管理します。配電盤や分電盤が電気を届ける設備であるのに対し、制御盤は機械をどのように動かすかを管理する設備です。
■工場の電気設備を見直すべきサイン
次のような症状がある場合は、電気設備に不具合や容量不足が起きている可能性があります。
- ブレーカーが頻繁に落ちる
- 照明がちらつく
- 分電盤や配線が熱を持っている
- 焦げたようなにおいがする
- 配電盤や分電盤から異音がする
- 特定の機械を動かすと別の設備が停止する
- 延長コードや仮設配線が増えている
- 点検で絶縁不良や機器の劣化を指摘された
異臭や発熱、変色がある場合は、そのまま使用を続けず、設備の使用を止められるか確認したうえで専門業者へ相談してください。
少し気になる症状がある程度でも大丈夫です。大きなトラブルになる前に、現在の設備状況を確認しましょう。
■工場の電気設備を点検・更新するタイミング
・設備の老朽化を指摘されたとき
電気設備の更新時期は、使用年数だけで一律に判断できません。
設置環境や稼働時間、点検結果、交換部品の供給状況などを確認し、継続使用できるか判断します。
・故障や停電が発生したとき
一度復旧したからといって、原因が解消されたとは限りません。接触不良や絶縁劣化、容量不足などが残っていると、同じトラブルが再発する可能性があります。
・工場を増築・改修するとき
工場を増築したり、作業エリアの用途を変更したりすると、必要な照明、コンセント、空調、動力電源も変わります。
建物の工事だけでなく、既存の電気容量で対応できるかを事前に確認しましょう。
・生産機械を入れ替えるとき
新しい生産機械は、既存設備と電圧、相数、消費電力が異なる場合があります。
機械が工場へ搬入されてから電源が合わないと判明すると、稼働開始が遅れる可能性があります。機械の選定段階で電気設備を確認することが重要です。
■生産機械を増設する前に確認したいこと
・既存設備の電気容量で足りるか
新しい機械の消費電力だけでなく、工場全体の使用電力を確認します。
分電盤に空き回路があっても、受変電設備や幹線の容量が不足している可能性があるため、上流側の設備まで確認が必要です。
・機械の電圧と相数が合っているか
機械によって、100V、200V、三相電源など必要な電源が異なります。機械の仕様書を確認し、工場側で用意できる電源と合っているか確認しましょう。
・配線経路を確保できるか
分電盤から機械の設置場所までの距離や、配線を通す経路を確認します。
作業員やフォークリフトの動線を妨げないことに加え、熱や水、油、振動などの影響も考慮する必要があります。
・工事中に停電が必要になるか
既存の分電盤や幹線へ接続する工事では、停電が必要になる場合があります。工場の休日や設備停止日に合わせるなど、生産への影響を抑えた工程を検討しましょう。
■工場の電気工事会社を選ぶポイント
・工場での施工経験があるか
工場の電気工事では、大型機械や高圧受電設備、複雑な配線など、住宅や小規模店舗とは異なる知識が求められます。
工場や類似設備での施工経験があるかを確認しましょう。
・電気の流れ全体を確認できるか
機械の近くにコンセントを設置するだけでは、容量不足を解決できないことがあります。
受変電設備、配電盤、分電盤、配線まで確認し、必要な工事を整理できる会社へ相談することが大切です。
・工場の稼働予定に合わせられるか
工場の電気工事では、停電できる時間が限られることがあります。現地調査の段階で、稼働日や停止可能な時間を伝え、施工方法と工程を確認しましょう。
・工事後も相談できるか
設備の増設やレイアウト変更は、一度で終わるとは限りません。工事後の点検や、将来の設備増設について継続して相談できるかも確認したいポイントです。
■埼玉県の工場電気設備工事ならアルミックへ
株式会社アルミックでは、埼玉県熊谷市を拠点に、工場の電気工事、受変電設備工事、分電盤工事、配線工事、照明設備工事、空調工事、保守・メンテナンスなどに対応しています。
機械を増設したい場合は、機械本体の仕様だけでなく、既存の電気容量や分電盤、配線経路まで確認することが大切です。
「まだ導入する機械が決まっていない」「工事が必要か分からない」という段階でも、現状をお聞きしながら確認すべき項目を整理します。
工場の電気設備に関する小さな疑問からでも、お気軽にご相談ください。

